「早くしなさい!」って、言ってない?

日々忙しい中で、つい子どもに
こう言ってしまうことはありませんか?

 

「何々はしたの?」

「早くしなさい!」

「何回言ったらわかるの!」

 

 

忙しさや焦りから、
つい声を荒げてしまうのは
誰にでもあること。

でも、この言葉が子どもに
どんな影響を与えるか、
少し考えてみましょう。

こういった言葉を繰り返し受けると、
子どもは次第に萎縮し、
行動することそのものに
自信を失ってしまうことがあります。

そして、
こんな悪循環に陥ることも…。

 

言われないと行動できなくなる

言われても動けなくなる

 

つまり、「指示待ち」の状態が強まり、
自発的な行動が
どんどん難しくなってしまうのです。

 

では、どうすればいいのか?

答えはシンプルです。

 

それは、、

「黙って教える」

 

口で指示をするのではなく、
親や保育士が見本を見せること。

そして、
その姿を子どもが自然と見て、
学び、行動に移せるような環境を
作ることが大切なのです。

 

「黙って教える」を実践するコツ

さらに効果的にするには、
「黙ってゆっくり教える」ことを意識しましょう。

 

1. 急がせないこと
子どもには大人と違って、
時間の感覚が違います。

「早くしなさい!」と急かしても、
子どものペースを崩すだけで
逆効果になることが多いのです。

大人がゆったりとした動作を
見せることで、子どもも
安心して行動できます。

 

2. 言葉より行動で示すこと
たとえば、
おもちゃを片付けてほしいなら
「片付けなさい」と言うだけではなく、
自分も一緒に片付けて見せる。

すると、子どもは
「こうすればいいんだ!」と
自然に理解します。

 

言葉でゆっくり説明するのも効果的

もちろん、すべてを行動で
示さなければならない
わけではありません。

状況に応じて、
言葉でゆっくり丁寧に
説明することも大切です。

優しいトーンで、
分かりやすく伝えることで、
子どもは安心して
行動に移れるようになります。

 

たとえば、
「今から一緒に片付けてみようか」と
言いながら実際に動いて見せると、
言葉と行動の両方が
子どもの理解を助けます。

 

子どもは大人を見て学ぶ

保育園でも、子どもたちには
「行動で示す」ことを
大切にしています。

私たち保育士が
ゆっくりと落ち着いた行動を
見せることで、
子どもたちも
安心しながら真似をし、
自ら行動に移していきます。

 

何より、子どもは言葉ではなく
「大人の行動」から多くを学びます。

だからこそ、
大人がまず模範を示すことが
何より大切なのです。

忙しい毎日ですが、
ぜひ「黙って教える」や
「言葉でゆっくり説明する」を
試してみてください。

子どもたちの可能性を引き出す、
素晴らしい一歩になるはずです!

 

 

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