「人に優しく」「思いやりを持って」
言葉で伝えるのは簡単だけれど、
それを子どもたちの心に根付かせるのは、
思った以上に難しいものです。
「子どもの心を育てる」
コトナキッズ保育園が大切にしているのは、
まさに、この「徳育」という教育です。
でも、「徳育って何?」と思う方も多いかもしれません。
今日は、その徳育の本質と、
子どもたちが少しずつ優しい心を育んでいく
成長の物語をお伝えします。
「徳育」とは?学力だけでは育たない、心の力
「知育」「体育」という言葉はよく聞きますが、
「徳育」は、少しなじみが薄いかもしれません。
「徳育」とは、子どもたちの道徳心や
人を思いやる心を育てる教育のことです。
学力や体力だけでなく、他者と共に生きる力、
自分を律する力を身につけること。
それが、これからの時代に
最も必要とされる“生きる力”に繋がります。
ある日のコトナキッズ保育園での出来事です。
公園で遊んでいた子が転んで泣いていました。
すると、園児の一人が、
すぐに近寄り、こう言ったのです。
「大丈夫? 痛かったね」
そして、小さな手で
転んだ子の背中に手を置きました。
保育士が見守る中で自然に生まれたこの行動。
その子にとっては
当たり前のことだったのかもしれません。
でも、そんな小さな「優しさ」が、
転んだ子の涙を止めました。
こうした光景が、
コトナキッズ保育園では
毎日のように繰り広げられています。
徳育を育むための園での取り組み
コトナキッズ保育園では、
子どもたちの心に「徳育」を根付かせるために、
こんな取り組みをしています。
1. 「ありがとう」と「ごめんね」の習慣化
「お友だちにおもちゃを貸してくれてありがとう!」
「ぶつかっちゃったら、ごめんねって言おうね」
大人が自然と声をかけることで、
子どもたちは少しずつ言葉にすることを覚えます。
初めは照れくさそうにしていた子も、
いつの間にか「ありがとう」を
自分から言えるようになるのです。
2. みんなで「気づく」時間
毎朝の朝礼で行う「気づきの時間」。
- 「昨日、嬉しかったこと」
- 「お友だちに助けてもらったこと」
一人ひとりが感じた「ありがとう」を発表し、
みんなで共有します。
「僕もお友だちに優しくしたい!」と、
子どもたちはお互いの姿から学び合うのです。
3. 小さなリーダー体験
年上の子が年下の子を手伝う
「小さなリーダー」の役割。
「年下の子のために頑張る」経験は、
年上の子の自己肯定感を育み、
年下の子には憧れを抱かせます。
徳育の先にある、子どもたちの未来
「優しさ」や「思いやり」は、
大人になってから急に身につくものではありません。
小さな「ありがとう」や「大丈夫?」の積み重ねが、
やがて子どもたちの心の基盤となります。
そして、その基盤があれば
- 学校で困っているお友だちを助ける子に
- 社会に出ても、人を思いやり、信頼される大人に
子どもたちが成長しても、
心に育まれた「徳育」は、
人生の中でずっと輝き続けるのです。
家庭でもできる「徳育」の実践
「家でもやってみたい」と思われた方へ。
家庭でも簡単に取り入れられる
「徳育」の実践をご紹介しますね。
- 一緒に「ありがとう」を探そう
「今日、お友だちや家族にありがとうを言いたいことは?」と
問いかけてみてください。 - 小さな優しさを褒める
兄弟の手伝い、お友だちへの気遣いなど、
見逃さずに「嬉しかったよ」と言葉にしましょう。 - 絵本の読み聞かせ
思いやりや助け合いをテーマにした絵本は、
心を育てるきっかけになります。「徳育」は、決して特別なことではありません。
日常の中で育つものです。コトナキッズ保育園では、子どもたちが優しさに触れ、
その優しさを次の人に繋げられるよう、日々取り組んでいます。
あなたの大切なお子さんにも、
「心の力」を育む環境を届けてみませんか?その「優しさの種」が、きっと未来で大きく花開く日が来るはずです。