どうしてお友達を噛んでしまうのか?

 

こんにちは
コトナキッズ保育園理事長 小曽根です。

 

赤ちゃんも成長して1-2歳になり、
歯が生えてくるような年齢になると、
お友達を噛んでしまうといった問題が起きます。

 

どうして、お友達を噛んでしまったりするのか?

 

 

 

 

 

 

不安な親御さんもいることと思いますが、
1-2歳の子供が同じ年齢の子供を噛むことは、
主に以下の2つの理由が考えられます。

1:歯が生えてくることで、
噛むことに興味を持つようになる。

人間は、1歳頃から歯が生えだして、
物を噛むことに興味を持つようになります。

自分の歯で噛むことに興味を持っているため、
試しに噛んでみることがあります。

 

2:意思疎通がまだうまくできていない

1-2歳の子供は、まだ言葉が十分に話せず、
自分の気持ちや欲求をうまく表現できません。

同じ年齢くらいのお友達を噛む場合も、
相手に何かを伝えたい、
注目を集めたいという気持ちがあるかもしれません。

 

例えば、自分のお気に入りのおもちゃを
お友達が使っていても、
そのおもちゃが気になれば、
取り上げようとします。

取り上げられそうになったら、
相手の子も、
反射的に取られないようにするので、
とっさに、
その子の手を噛んだりしてしまうのです。

 

 

 

 

 

 

こういうときは、もちろん
叱ってわからせることは正しくはありません。

親御さんや私たち保育士など周囲の大人は、
そんな子供達の行動を注意深く観察し、
適切な対応をすることが大切になってきます。

 

子供に対して、
噛むことがダメであることを優しく教え、
相手の気持ちを考えることを教えることが必要なのです。

また、子供がうまく
コミュニケーションができるよう、
適切な場を提供することも重要ですね。

 

では、その場では
どんなことを本人に伝えたらいいのか?

まず、噛んだ子供に対しては、
「●●ちゃんは、このおもちゃで遊びたかったんだね。

でも、うまく言えなかったね。
でもね、〇〇ちゃんは噛まれたら痛いんだよ。

ほら、痛いよーって泣いてるよ。
今度からは「かーして!」って言ってみようね。」

 

 

次に、噛まれた子に対しては、
「噛まれて痛かったね、びっくりしたね。
●●ちゃんは、〇〇ちゃんと
一緒に遊びたかったんだけど、
うまく言えなかったんだね。
先生も止められなくてごめんね」

 

 

 

 

 

こんなふうに、
まずは目の前の子どもを受け入れてから、
伝えることが望ましいと思います。

 

もちろん、噛まれた後を確認して、
噛まれた部分を冷やしたり、
消毒したりして、適切な処置を行います。

 

そして、最終的には
両方の子にとって、
うまくコミュニケーションを取ることが大切なのです。

 

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